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押し寄せる高齢化の波 〜ルチャリブレ・レフリーの世界
メキシコは若い国だといわれている。 日本人の国民平均年齢が41.5歳なのに対し、メキシコは人口の半分以上が…、なんと 22歳以下の青少年なんです !
■A(主要国の国民平均年齢のグラフ )
そんな若者大国・メキシコのどこに高齢化の波が?!波が押し寄せてるというのは、ルチャリブレのレフリーの世界である。全てのレフリーの年齢を調べたわけではないので、正確な数値は分からないが、CMLLのレフリー陣の平均年齢は、ぱっと見で55歳以上といったところか。
その中で、ひときわ爺ちゃんオーラ を発しているのはこの最年長レフリーRoberto Rangel(推定70歳以上)。まぁ意図的に発してるわけじゃなく、マジで爺ちゃんなのだが…

はじめて彼を見た時は、インパクトが強すぎて… 「あのヨロヨロで、試合の邪魔にならないのだろうか?」 「試合中に、ポックリ逝っちゃったりしないだろうか?」 試合より彼に目が行ってしょうがなかった。(ホント大きなお世話です ) 彼がレフリーで登場する時は、私たちの視線はいつも彼に集中!本当にお亡くなりになったあとで記事にするのはブラック過ぎるので、1日も早く紹介をしたいと思っていました。
( ルチャリブレ界の森繁か?)
紅葉マークなお年頃・サンルイスポトシ出身のRangel爺、レフリー歴は44年! 家族は現在、メキシコとアメリカに点在しているそうだが、今の生活に不満はなく自力で歩けること、そしてなによりこの仕事を続けられる健康を与えてくれてる神に感謝しているよ、と元気に語る。
レフリーは誰でもできる仕事と思っている人もいて、罵りを受けることもあるとか。 同業者のRafa el Maya, Terror Chino, Baby Richard に敬意を示し「誰が一番レフリーとして秀でてる?」と聞くと、(相手を傷つけかねない)モラルに反した質問には答えかねる。と頑固爺ぶりも見せる 試合を遂行させ、無事(選手を)家族の元に帰させることが、レフリーの最大任務であると言い、「子供たちと、昔子供だった大人たちに夢を与え続けるルチャリブレの世界で働き続けることを誇りに思う。レフリー職は体力的にしんどいし、あと何年続けられるかは分からないけれど、目が黒いうちは大好きなこのリングに上がり続けるよ 」と、El Guero Rangelは締めた。
※このRoberto Rangelさんの姿は、ほぼ全てのCMLL定期戦で見ることができま〜す
この爺ちゃんレフリー以外にも、CMLLの現場従業員はおおむね平均年齢が高い。ビールやスナックの売り子・掃除夫・座席案内人にいたるまで。皆、長〜く勤めているんだろうなぁ。
先日ビックリしたのが、杖をつきながら客を誘導していた座席案内の爺ちゃん。背筋の曲がり具合は55度。(微妙)ヨボヨボと誘導していたが、客の方が気を遣うっちゅーの こんなに上が詰まっていては、若年層の失業率は一向に下がらないわけだなと思ってみたり、深夜に及ぶ重労働をする爺ちゃんたちを見て、貧しいメキシコの底力を感じたりして、若い私ももっと頑張ろーっと思うのであった
■■■■■■■■■■■■■■■■A(参考記事&写真: 「boxylucha」 2005年1月17日号)
テーマ:プロレス - ジャンル:スポーツ
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